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2008年12月30日 (火)

胸に手を当てて

 提出してくださった寄付金(原注)にお礼申し上げます。しかし、私が代理人であると自認しております貧乏人の神ダリドゥラナーラーヤナは、そんなにたやすく満足してくださるお方ではありません。私の仕事は、救済を切に求めている半ば飢えた非常に多くの方々とともにあることです。インドから毎年巨額の富が綿布を購入するために流出している問題については、カディー(手紡ぎ、手織り綿布)の活動を通して対処しなければなりません。カディーを通じて、AISA(全インド手紡者協会)はすでにもう、4000万ルピーを超える金額を賃金として、窮乏している貧しい人々に分配しています。ヒンズー教徒であろうとイスラム教徒であろうと、糸を紡いだ者、機を織った者にこれらの金額を分配してきたのです。そしてまた、ハリジャン(「神の子」という意味。カースト外の被差別民をガンジーはこう名づけた)の生活を向上させるという仕事があります。これもまた、非常に困難な仕事です。皆さんの寄付金は、このやろうとしている仕事の規模に見合うものでなければなりません。皆さんの住むこの町は、貧しくはありません。寄付をされた方々の大半は、商人です。絶対に、もっとたくさんの寄付が集まってもよかったはずです。

 

(次に「神の奉仕団」(3つ前の記事『歴史を変えるのは』の訳注参照)について話を進め、彼らと地元の奉仕者の間に緊張状態があることに気づいたことに言及して、さらに次のように述べた。)

 このような相違があることは、残念なことです。しかし、「神の奉仕団」が今や確かに理解している自らの信条に忠実に生きるならば、相違や対立も、過去のものとなっていくでしょう。彼らは今、試されているのです。もし、彼らがこの試練を乗り越えるなら、宗教間の和解、スワラージ(独立・自治)の達成を導く働き人になれるでしょう。人の胸のうちから怒りを消し去ってしまうのは、困難な仕事であることはわかっています。個人が不純な動機を持たずに努力を重ねたとしても、達成できることではありません。神の恩寵によってのみそれは可能となるのです。神が助けてくださって、「神の奉仕団」の胸のうちにいまだに潜んでいる怒りや暴力を最後の1滴まで彼らが克服できますようにと、ここにいる皆さんとともに祈りたいと思います。
集会での演説 1938年10月28日
ハリジャン 1938年11月19日

原注:5763ルピーの寄付金がガンジーに渡された。全部で5000ルピーほどにしかならないわずかな金額は一人分の寄付であると、ガンジーは人々を厳しく批判した。

I thank you for the purse which you have presented but you should know that Daridranarayana, whose representative I claim to be, is not so easily satisfied. My business is with the crores of semi-starved masses, who need relief sorely. We have to tackle through khadi the question of a huge annual drain from India for cotton purchase.  Through khadi the A. I. S. A. has already distributed over four crores of rupees as wages among the needy, poor, Hindu and Mussal-man spinners and weavers. Then there is the question of Harijan uplift---an equally Herculean task. Your donation ought to be commensurate with the magnitude of the task for which it is intended.  Yours is not a poor city. The donors are mostly merchants. Surely, you could have done better.

(Referring next to the Khudai Khidmatgars and to the strained relations between them and the local volunteers which he had noticed, he proceeded:)

  These differences are unfortunate. If, however, Khudai Khidmatgars live up to their creed as they have now understood it, the differences and quarrels will be things of the past. They are on their trial. If they come out victorious they will be instrumental in bringing about communal unity and establishing swaraj. I know, to banish anger altogether from one's breast is a difficult task. It cannot be achieved through pure, personal effort. It can be done only by God's grace. I ask you all to join me in the prayer that God might enable the Khudai Khidmatgars to conquer the last traces of anger and violence that might still be lurking in their breasts.
SPEECH AT PUBLIC MEETING, DERA ISMAIL KHAN  October 28, 1938
Harijan, 19-11-1938

A purse of Rs. 5,753 was presented to Gandhiji. He rebuked the people for such a meagre sum as Rs. 5,000 of the total amount was a single donation.

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