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2008年9月 1日 (月)

悪の原因は工業主義にある

フランシス・G・ヒックマンとのインタビュー
        ボンベイ、1940年9月17日
...
ヒックマン:インドの人々に手紡ぎの布を使ってもらって、インドの工場では輸出用の布や糸をせっせと製造することにしてはいかがでしょうか。そうすれば、綿花栽培者を助けることにもなると思われませんか。
ガンジー:それでも構わないとは思いますが、インドの布を受け取る国が切実に求めているから供給するのでなければなりません。インドの利益のために、他の国々を搾取しようとは、少しも思いません。インド自身も、搾取という毒を持つ病気に苦しんでいます。我が祖国にそのような罪の加害者になってもらいたくありません。例えば、日本が自由な国としてインドの支援を求めるならば、そして、インドはこれこれの品物を安く生産できるのだから、それらを日本に輸出してくれないだろうかと要請するならば、我々は喜んでそれをするでしょう。しかし、私の計画では、陸軍や海軍の力を借りて、ある国が別の国に商品をダンピング輸出するようなことは、一切なくさねばならないのです。
ヒックマン:輸出商品を除いて、インドは何をアメリカに提供できるでしょうか。また、そのお返しとしてインドはアメリカに何を期待するでしょうか。
ガンジー:この質問を訂正しておかなければなりません。インドはどんな商品もアメリカに輸出していません。輸出しているのは原料だけです。このことは、祖国を愛する者ならみな、真剣に考えねばならない問題です。なぜなら、祖国が原料の輸出国にとどまっている事態を我慢できないからです。そのことは、手仕事、芸術それ自体が消滅することを意味しますし、これまでもそういうことを意味してきました。インドをあたかもアメリカの搾取のためにある国のごとく扱うことがないように、私はアメリカに希望します。そうではなくて、自由な国として扱ってもらいたいです。インドは武器を持ちませんが、だからこそインドによってこのように扱われたいとアメリカが望んでいるのと同じ扱いを、インドはアメリカに希望する資格があります。
ヒックマン:あなたは、イエスのメッセージを繰り返していらっしゃいますね。
ガンジー:その通りです。インドには専門的技術が不足しています。しかし、あなた方がイエスの教えを受け入れ、それに従うことに同意すればすぐに、アメリカがあらゆる技術を独占していることに私は文句を言う必要がなくなるでしょう。その場合、あなた方は次のように言うことになります。「専門技術が不足している姉妹国がある。私たちの技術で助けてあげよう。ただし、搾取するためでも、すごく高い料金を請求するためでもなく、その姉妹国の利益となるためにするのだ。だから、無料で提供してあげよう」と。では、あなたがたの国から派遣されている宣教師についても、一言申し上げさせてください。あなた方は彼らを無料でここに派遣しています。しかし、それも帝国主義の搾取の一部になっています。といいますのも、これらの宣教師は、私たちをアメリカ人のようにしたいと思っているからです。あなたがたの商品をもっと買うように、あなた方が持っているような自動車や贅沢品がないとやっていけないような人に、私たちをしたいと思っているのです。ですから、あなた方がインドに伝えているキリスト教は、本物ではありません。いわゆるクリスチャン人口を増やすことを目的としないで、学校、大学、病院を建てているのであれば、あなたがたの慈善事業も汚点がないでしょうに・・・
.....
ガンジー:ネルーは、工業化を求めています。社会主義化すれば、工業化しても資本主義の害悪に染まらないだろうと考えているからです。害悪は工業主義そのものに付随しているというのが、私自身の見解です。ですから、いくら社会主義を進めても、害悪を根絶することはできません。
....
ハリジャン 1940年9月29日

INTERVIEW TO FRANCIS G. HICKMAN
      BOMBAY,[September 17, 1940]
...
HICKMAN: Why not have Indian people use Indian hand-spun cloth and keep her mills busy for the export of manufactured cloth and yarn? Don't you think that this would help the cotton-grower?
Gandhi: I would not mind such a thing but it must be in order to supply the felt needs of the country which received our cloth. I have no idea of exploiting other countries for the benefit of India. We are suffering from the poisonous disease of exploitation ourselves, and I would not like my country to be guilty of any such thing. If Japan, say, as a free country wanted India's help, and said we could produce certain goods cheaper, and we might export them to Japan, we would gladly do so.  But under my scheme of things all dumping of goods by one country on another, supported by her army and her navy, has to cease.
HICKMAN: Apart from export of merchandise what has India to give America, and turn what does India expect from America?
Gandhi: I must correct your question for you.  India sends no merchandise to America; she sends only raw material, and that is a matter or serious consideration for every nationalist. For we cannot suffer our country remaining an exporter of raw produce, for it means (as it has meant) extinction of handicrafts and art itself. I would expect America to treat India not as though India was a country for American exploitation but as if India was a free country, although unarmed, and deserving, therefore, the same treatment that America would wish at the hands of India.
HICKMAN: You are repeating, Sir, the message of Jesus.
Gandhi: I agree. We are poor in technical skill, but as soon as you accept and consent to follow Jesus’s teaching, I would not have to complain of all the skill being monopolized by America. You will then say, ‘Here is a sister country poor in technical skill, let us offer our skilled assistance not for exploitation, not for a terrific price, but for its benefit, and so for nothing.’ And here let me say a word about your missionaries. You send them here for nothing, but that also is part of imperialist exploitation. For they would like to make us like you, better buyers of your goods, and unable to do without your cars and luxuries. So the Christianity that you send us is adulterated. If you established your schools, colleges and hospitals without the object of adding to the number of the so-called Christian population, your philanthropy would be untainted.
.....
Gandhi: Pandit Nehru wants industrialization because he thinks that, if it is socialized, it would be free from the evils of capitalism. My own view is that evils are inherent in industrialism, and no amount of socialization can eradicate them.
....
Harijan, 29-9-1940

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