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2008年9月18日 (木)

貧者のスワラージ(自治・独立)

労働組合に宛てたスピーチ、アーメダバード  1931年3月11日
 あなた方のことを思うこの気持ちが、あなた方のところに届きますように。我々の間の愛情がより強固となり、あなた方と私の間にどんな相違もないことに、気づいていただけますようにと、私は神に祈っております。私は大金持ちとも付き合いがあります。彼らの親切なもてなしを受けています。しかし、私の心はいつもあなた方とともにあります。私をあなた方から隔てることがありませんように、そして貧しい人々への奉仕のために、私がこの命を捧げることができますようにと、私は神に熱い祈りをささげています。
 私が思い描くスワラージ(自治・独立)は、貧者のスワラージであると、あなた方は本当に的を射た声明をされました。生活必需品は、君主や大金持ちが享受するのと同じように、あなた方も享受できねばなりません。しかし、だからといって、彼らのような大邸宅を持たねばならないということではありません。そのようなものは、幸せになるために必要ではないのです。あなたも私も、そのようなものの中では、自分を見失ってしまうでしょう。通常の生活に必要な便益については、金持ちが享受しているのと同じようにあなた方もすべて得る必要があります。スワラージのもとで、これらの必要な便益が保証されないのであれば、スワラージもプールナ・スワラージ(完全自治・完全独立:1927年12月にマドラスで開かれた会議派年次大会で初めて採択された対英国要求)ではないということに、私は少しも疑問をいだきません。我々がいつプールナ・スワラージを獲得できるかはわかりません。しかし、我々はそのために全力を注いでいかねばなりません. . . .
 あなた方の働きによって、世界中にあなた方のことが知られるようになりました。西洋の学生らは、あなた方の組織の美しさに目を見張っています。そして、研究しようとしています。あなた方の労働組合は、独特であると彼らは感じています。労働組合のメンバーは、自分たちの権利を守るために油断なく警戒しています。そして、そのためには自分たちの命を捧げる覚悟もしています。しかし、組合員を導く組合の指導者は、資本家に対してどんな敵意も抱いていないのです。資本家の幸福と力の中に、あなた方は自らの幸福と力を見ています。そこに、あなた方の強さの秘密があります。外部の人々には、その立場が理解できません。彼らは、資本家と労働者を、搾取者と被搾取者であると考えてきたのです。西洋の人々の中には、資本家はみな生まれながらの人食い鬼であると見なす人もいます。しかし両者の間に本来もともと敵意がある必要もないのです。それは誤った概念です。資本家が、自分たちの富を誇りにしがちであるならば、労働者は、多数である強さを誇りにする傾向があります。我々は資本家と同じ熱情に揺り動かされ、酔いしれてしまいがちです。ですから、両者ともにそのような熱情から自由でありますようにというのが、我々の祈りにならねばなりません。どのような階級闘争によっても、アーメダバードの工場主と労働者の関係が損なわれることはないと、私は感じています。両者の間に今日存在する親密な関係が持続していくことを希望し、祈っています。
 しかし、あなた方を導く人が、ひそかに利己的な目的をいだいていないことが、成功の秘訣です。叶えたいと思うような賤しい利権を持っていないのです。それが、この組織の美点です。さらに、それによってこの労働組合は市民的不服従の闘争において積極的役割を果たすことができたのです。・・・
ヤング・インディア 1931年3月26日

SPEECH TO LABOUR UNION, AHMEDABAD   March 11, 1931
  As I think of you may heart goes out for you and I pray to God that the bond of affection between us may be stronger and that you may realize that there is no difference of any kind between you and me. I go about among mill-owners, I accept their hospitality, but my heart is always with you. It is my fervent prayer to God that He may never separate me from you, and that I may lay down my life in the service of the poor.
  You have in your statement rightly said that the swaraj of my dream is the poor man’s swaraj. The necessaries of life should be enjoyed by you in common with those enjoyed by the princes and moneyed men. But that does not mean that you should have palaces like theirs. They are not necessary for happiness, you or I would be lost in them. But, you ought to get all the ordinary amenities of life that a rich man enjoys. I have not the slightest doubt that swaraj is not purna swaraj until these amenities are guaranteed to you under it. I do not know when we will win it but we have all to strive for it. . . .
  Your work is making you known throughout the world.  Students from the West marvel at the beauty of your organization and try to make a study of it. Your Union strikes them as unique. The members of your Union are jealous of their rights, and are prepared to lay down their lives for them, but their leaders, who guide them, have no ill will against the capitalists. In their welfare and their power you see your own welfare and power. That is the secret of your strength. Outside people cannot understand your position. They have thought of capitalists and working men as exploiters and exploited.  All capitalists, according to some, are born ogres. But there need be no such inherent antipathy between the two. It is an erroneous notion.  If the capitalists are apt to be proud of their wealth, the working men are apt to be proud of their numerical strength. We are liable to be swayed and intoxicated by the same passion as the capitalists, and it must be our prayer that both may be free from that passion. I feel that no class war poisons the relations between the mill-owners and the working men in Ahmedabad. I hope and pray, that the present cordial relations may be maintained between them.
  But the secret of your success is that the men and women, who guide you, have no axes to grind. They have no base interest to serve.
  It is the beauty of this organization, moreover, that made it possible for the Union to take an active part in the civil disobedience movement.....
Young India, 26-3-1931

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